No Music No Life~日々全力投球~  社会人になっちゃったゆずひろの日常
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締め付けられた社会


2038年、日本はある法律が施行されてから20年が経過した。逮捕者は増える一方で、そろそろこの法律の意義をもう一度考え直す時期に来ていた。


【1】

「この5年で逮捕者は2493人…検挙者は34872人か…」

男はため息まじりに言った。この男こそ今の日本にとんでもない法律を作り出した張本人であった。

「しかし、ここまでひどくなるとはな。考えもしなかったな…」

彼がこの法律を思いついたのは30年前の2008年のことだった。この年、性犯罪やインターネット上でのファイル交換などによって「大人」の再定義がなされ、そのなかで出来た「改正 未成年保護法」により、それまで横行していたアダルト画像やアダルトビデオの動画などいわゆる18禁のものはすべて20歳以上のみ閲覧可能になった。

それまでと大きく違うのが、閲覧する際には、指紋認証と住民基本台帳ネット(住基ネット)で使用された11桁の国民番号を入力することが義務化された。


【2】

法律施行には難問ばかりであった。しかし、急務だったのだ。それから10年ほどは性犯罪も少なくなり、法律の効果を評価していたころ新たな問題が生まれた。

「性の低年齢化」であった。2000年を過ぎインターネットの急速な普及によって淫らに自身の裸体を晒し、未成熟な未成年が「援助交際」などという方法で性交渉を簡単におこなっていた。2000年代に放送された「14歳の母」は、もはや世間常識としてあり、2016年の政府調査では小学5年生で全体の83%、中学3年生では97%が性交渉を行っているという結果が出た。


【3】

新しい法律は「性交渉制限法」というもの。簡単に言えば20歳以下の性交渉の禁止、違反の場合は逮捕、妊娠した場合は無期懲役に処されるというものだった。彼が日本の将来を危惧して作った法律だった。議会では与野党関係なく満場一致で採決された。世界にさきがけてのこのような法律は他国の注目を浴びた。

そんななか新手の詐欺も生まれた。この法律を利用し女性が「できちゃた」といい示談金を要求するという手口だった。なかには医者と凶暴しての犯行までも起こっていた。


【4】

それまで続いていた男性主導の社会は終わりを告げていた。この法律の功罪は女性主導の社会を生み出すという結果を持っていた。

結果として、この法律を可決するまでに「改正 少年法」「改正 刑法」によって逮捕できる年齢を6歳からとしたため、逮捕者は増える一方でこの法律の意義が2035年あたりから再加熱した。

そもそもが人権侵害ではないのかから基本的人権の尊重に反するなど、2000年代にあった憲法9条改正に次ぐ世間の注目も浴びた。

そして2038年10月、国は2018年から逮捕や検挙されてきた国民およそ15万人から訴訟を起こされた。もちろん、まだ裁判は続いている。

大人が作り出そうとした社会はもろくも壊れようとしている。


【あとがき】

なくはない将来という設定で書いてみました。ショートじゃねぇっ!!っていうツッコミはなしでww
もう少し違ったストーリーにしたかったけど、こんな感じになりましたww
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2008'02'10(Sun)02:36 [ ショートストーリー ] CM0. . TOP ▲
    


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